大分由布院温泉旅館の山荘 無量塔
再創造
再創造が生み出す無量塔の世界観
「娯楽はリクリエーションという。その意味はリ・クリエイト。つまり再創造ということであり、これが娯楽の本質である。だから本当の意味での娯楽は人々に再創造するエネルギーを与えるものでなくてはならない。憂さをはらすのも娯楽だが、深い感動によりさらに明日への生きる意欲、力を起こさせるものが真の娯楽である。」これはある女史から頂いた言葉です。
山荘無量塔は1983年に小さな茶寮としてその歩みを始め、1992年に現在の山荘無量塔として宿をスタートさせた時、そのコンセプトの柱としたのが古民家の再生(リ・クリエイト)でした。ハードとソフトの違いはあれ、同じ「リ・クリエイト」、女史の言葉により宿というものは、もてなしや癒しという一面だけでは語れない深く大きなものを内包した仕事だと気付かされた瞬間でした。
爾来、現在に至るまで山荘無量塔は古民家の再生を軸に古いものと新しいもの、西洋のものと東洋のものをリミックス(再構成)し、それを今の日本人の感性でしか造れない全く新しいかたちにリ・クリエイト(再創造)することにより、世界に誇れる無量塔スタイルを確立し、お客様に「深い感動」と「明日への活力」を与えるべく日々進化し続けています。
一期一会
時間の重さに馳せる思い
一期一会とは元々、茶の世界においてその席を一生に一度の出会いと捉え、主客とも誠心誠意、心を込めて向き合う究極の姿勢を説いた言葉だといわれています。そして一服の茶がもたらす「深い感動」の背景には主がお客様を迎えるにあたって、そのお客様に思いを巡らせながら庭を清め、心を込めて花を生け、その席に相応しい軸を飾って器を選び、そして炭を熾して湯を沸かし、また茶菓子を作ったりと、一言では語りつくせないほど長い時間と手間をかけた準備と心使いというものがあります。
私共、山荘無量塔でもお客様をお迎えすることは茶の湯の「一期一会」と同じことだと考えています。実際に毎日違うお客様が皆それぞれ違った「思い」を胸にお見えになります。中には何度もお見えのお客様もいらっしゃいますが、前回とは季節も料理も違う訳ですから一日たりとも同じ日というものは存在しません。そんな日々一生に一度のお客様を迎えるにあたり、山荘無量塔の考える「一期一会」とは、先ずはご予約を頂いた瞬間からそのお客様がどういった「思い」と「期待」を持って私共をお選び頂いたかに深く思いを巡らせ、その期待に応えるためにはどうすればよいかをスタッフ全員で深く考えます。
またお客様の旅そのものが思い出深い旅になるよう、あらゆるご相談にお応えしご宿泊以外でもお役に立ちたいと考えます。そして当日はお客様の客室を他人任せにするのではなく、自分たちの手で一から掃除をして庭を清め、花を生けます。そして実際お見えになってからはお客様が無量塔で過ごす「時間の重さ」に思いを馳せ、そのお客様が何を望み、どうすればご満足いただけるかをお客様の数だけ思いを巡らせ、その時に出来る限りの最適なおもてなしをして差し上げることだと考えています。
未来
未来への想い
私共、山荘無量塔はすべてのお客様に軽々しく「満足」をお約束することは無責任なことだと考えます。なぜならば宿の評価を決めるのは当然のことながらお客様です。それぞれ違う「思い」と「期待」を持って山荘無量塔を訪れる多くのお客様に対し、一期一会の精神をもって誠心誠意おもてなしをさせて頂いたとしても、それを評価するのがお客様である以上、「満足」を前提にすることは謙虚さに欠ける傲慢な態度だと私共では考えます。
私共がお約束できることは唯一つ。「お客様満足のためには手を抜かない」ということです。一期一会の精神に倣い、お客様をお迎えするために時間と労力を惜しまず、お客様お一人、お一人の「思い」と真剣に向き合い、どうすれば満足して頂けるかを深く考え凡事徹底して行動することです。それで結果的に「不満足」という評価を頂けば、それを謙虚に受け止め反省をし、更に努力する。この繰り返しだと考えています。
無量の塔と書いてMURATA、無量とは計り知れないほど多い様。無量塔という屋号にはお客様の「深い感動」で館内が満ち溢れる宿になりたいとの願いが込められています。 そのために私共、山荘無量塔は日本一お客様のことを思い、日本一お客様に対して手を抜かない宿を目指します。


大分由布院の旅館「山荘 無量塔」
- 住所
- 〒879-5102 大分県由布市湯布院町川上1264-2
- TEL
- 0977-84-5000(9時から22時)
- FAX
- 0977-84-5001
- お支払い
- 現金・クレジットカード・電子マネー
- 駐車場
- 25台 無料 | 由布院温泉地区内の無料送迎あり